東京電力が精度100倍の「個人用被曝線量計」を開発
東京電力は従来の100倍の精度で測定できる個人用放射線量計を開発したそうです。福島第一原発事故による避難者の帰還に向けて、対策が進んでいます。
以下の写真が被曝線量計です。
この機器を使う事で、大量のデータを蓄積して行動記録と照らし合わせて、どんな状況で被曝線量が増減するのか確認できるようになります。
この線量計は、0.001マイクロシーベルト単位まで微量の測定が可能で、避難生活を送る住民が比較的線量の低い地域に一時帰宅した場合でも、より正確に被曝線量を計ることができます。
なんと1分ごとの被曝線量を最大9000件も記録できるそうです。これによって、1日の行動や日常生活に伴う被曝線量の変化を細かく調べることができます。
例えば、一時帰宅中に屋外でごみを片づけたり、室内を掃除したりした時間をメモしておけば、線量計のデータと照らし合わせて、具体的な場所や行動の被曝線量が分かります。
- 作者: ウラジーミル・バベンコ,ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所,今中哲二,辰巳雅子
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本
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開発は東京電力と富士電機と共同で行ったそうです。被災者の方の安心に繋がる、心温まるニュースですね。