25枚の処方箋

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食物アレルギーの子供を持つ母親、アナフィラキシー認識不足

アナフィラキシーをご存知ですか?「アナフィラキシーショック」というワードは聞いた事がある人は多いと思いますが、食べ物アレルギーを持つ母親ですら認識不足だったので、内容をちゃんと理解していない人も多いようです。

これを機会に、アナフィラキシーについて知りましょう。

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アナフィラキシーとは?

アナフィラキシーは、発症後、極めて短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出る反応のことです。主にアレルゲンを食べる(飲む)、吸い込むなど体内に取り込んだ時に発症します。スズメバチにさされた際も、同様です。

どこに症状が現れるのか?

全身性に複数の臓器(皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器など)にあらわれます。このアナフィラキシーによって、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあります。この生命に危険な状態をアナフィラキシーショックといいます。

 

食物アレルギーの子供の母親でも、その半数は全身性の重いアレルギー反応であるアナフィラキシー発症の危険性への認識が不十分なことが、アンケート結果で明らかになりました。

アンケートは、食物アレルギーがある3歳~小学6年の児童の母親1600人を対象に昨年11月、インターネットを通じて行われました。

アナフィラキシーについて「どのような症状か説明できる」と答えた人は73%。一方、食物アレルギーの人は誰もがアナフィラキシーを発症する危険はあるが、それを正しく認識している母親は50%にとどまりました。

 

 

命に関わることなので、ちゃんとした知識を身につけて、万が一の時にも適切な対応したいものです。